event

参加予定の研究会や、学会などの詳細をお伝えします。


2020/03/27

シンポジウム「加藤邦男の建築世界」<延期されました:日時未定>

 

2019年3月に他界された加藤邦男先生は、建築家、研究者、教育者として数多くの業績を残されました。このシンポジウムでは、先生の仕事を振り返りながら、これからの建築論の新しい展開を考えます。あわせて同日、先生の代表作「積水化学⼯業 京都研究所」の見学会も開催いたします。

 

〈シンポジウム〉 

日時:2020年3月27日(金) 13:30-17:30

場所:楽友会館2階 会議・講演室

主催:建築論研究会運営委員会

 

第1部 13:40-14:20

竹山聖(京都大学) ― ヴァレリー「エウパリノス」について

マルク・ブルディエ(国立建築大学パリ=ラ・ヴィレット校)

    ― 日仏交流について(フランスからのメッセージ)

〇コメント ― ブノワ・ジャケ(フランス国立極東学院)

 

 

第2部 14:30-15:45

田崎祐生(武庫川女子大学) ― ゲニウス・ロキについて

熊澤栄二(石川工業高等専門学校) ― 祭礼と景観

松本裕(大阪産業大学) ― 都市史研究について

〇コメント ― 水上優(兵庫県立大学)

 

第3部 16:00-17:15

ニコラ・フィエヴェ(効率高等実習院) ― 建築史研究について

千代章一郎(島根大学) ― ル・コルビュジエ研究について

田路貴浩(京都大学) ― 森田慶一研究―建築論のリノベーション

〇コメント ― 西村謙司(日本文理大学)

 

〈見学会〉

時間:10:00-11:30

場所:積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー京都研究所

   (京都市南区上鳥羽上調子町2-2)

 

 


2019/12/08

第4回建築論研究会ワークショップ「建築の自然と聖」

 

近年、これまでに経験したことのないような⼤地震、⼤⾬、台⾵が、次々とわれわれの⽇常⽣活を襲っている。地質年代学で「⼈新⽣(アントロポセン)」という新しい時代区分が提唱されているように、⼈類が⾃然に与えるインパクトは急速に巨⼤化し、地球環境が⼈類に及ぼす反作⽤も加速度的に激甚化しつつある。建築とは、そもそも⾃然を基盤としつつも、⾃然に対抗する⼈⼯物の構築であったことを考えれば、これも⼈間の建築への意志の必然的な帰結なのだろうか。しかし⼀⽅で、建築史のなかで⻑く主題とされてきたのは宗教建築だったのであり、建築とは⼈間を越えた超越への畏怖、⾔い換えるなら「聖」の象徴でもあったことも思い出されるべきであろう。とくに⽇本では神社に⾒られるように、⼈為と⾃然の境界に建築が存在し、⾮・建築である⾃然を聖別する結界となっていた。⼈間の活動範囲が建築によって境界づけられ、⾃然は聖なる禁⾜地として保持されていたのである。こうした⼈間の活動の制限は、近代的理性によって切り捨てられるべき過去の迷妄であると、いまだなお⾔い切れるだろうか。森⽥慶⼀が建築の第四の価値として「聖」を付け加えた意味を、われわれはいまようやく理解できるように思える。

 

日時:2019年12月8日(日) 13:00─17:00

場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室

 

セッション1『建築論研究』創刊号レビュー(13:30-14:50、発表12分/質疑8分)

- 水上優(兵庫県立大学)

- 熊澤栄二(石川高専)

- 近藤康子(京都橘大学)

- 黒田智子(武庫川女子大学)

 

セッション2「建築の自然と聖」(15:00-17:00、発表25分/質疑15分)

- 西村謙司(日本文理大学)「聖なる建築と自然」

- 杉山真魚(岐阜大学)「民衆の芸術と自然」

- 猪股圭祐(武庫川女子大学)「コーラ修道院聖堂におけるキリスト教会がによる空間構成―山に着目して―」


2019/12/07

連続研究会「建築論の問題群」第5回 <聖

 

連続研究会、その第5回が、今度は岐阜のメディアコスモスにて行われます。

どうぞお越しくださいませ。

 

日時:2019年12月7日(土) 14:00─16:45

場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス おどるスタジオ

 

プログラム:

- 14:00-15:50 発表

 - 長島明夫「今日における建築と日常と聖(常識を頼りに)」

 - 岡北一孝「初期近代のサン・ピエトロ聖堂の再建と建築の『生』と『死』」

 - 杉山真魚「民衆の芸術と『用美不二』」

 - 西村謙司「日常・非日常/『聖』なる建築の意味」

 

- 16:00-16:45 ディスカッション・まとめ


2019/06/23

第3回建築論研究会ワークショップ「都市論への挑戦」

 

建築が周辺環境のなかで存在していることは言うまでもない。建築も世界=内=存在である。増田友也は世界=内=存在としての建築作品のあり方を風景として捉え、風景を生み出す手がかりをtopographyに求めた。そうして建築家が創造する理想的な美しい風景が、また居住者たちが共有するエスノスの風景となることが期待された。このように増田の都市論ないし地域計画論はあくまでも建築家の制作論から構想された。しかし、果たしてそれは「都市」に向き合ったものと言えるのだろうか。京都大学の建築論は制作論なら建築家の主体的自覚を、住まい論なら居住者の主体的自覚を起点としている。ところが言うまでもなく、都市はそのような主体的自覚に目覚めた建築家や居住者によってのみ構成されているのではない。無自覚な欲望や権力、暴力などがせめぎ合った「娑婆」ではないのか。主体的自覚を出発点とするかぎり、建築論が都市論へと展開するには大きな障壁が控えている。むしろ「娑婆」と真正面から向き合うべきではないのか。そうであれば建築論的都市論はどこに立脚し、なにをテーマとしうるのか。都市論への挑戦の壁は高い。

 

日時:2019年6月23日(日) 13:00─17:30

場所:京都大学吉田キャンパス 総合9号館 W404室

 

プログラム

セッション1 13:00-15:00(発表20分、質疑10分)

- 門間光(京都大学)「増田研究室による万博計画(1966)について」

- 下川勇(福井工業大学)「都市の現場から都市論へ ─ 都市の課題は都市論の課題になり得るか ─」

- 千代章一郎(島根大学)「都市への愛着」

- 田中明(武庫川女子大学)「集合的主体の(建築)制作論 <発問> ─ 近畿地方における大都市周辺地域の近代市街化形成をつうじて ─」

ディスカッション 15:00-15:25

 

セッション2  15:35-17:05(発表20分、質疑10分)

- 中村景月(京都大学)「京都東九条における都市組織の密集化と空隙化 ─ 土地の利用と所有からみた都市の動態 ─」

- 松本裕(大阪産業大学)「都市の建築論 ─ 他者性、場所性をめぐって ─」

- エリック・ルフェーブル(大阪産業大学)「都市の満ち引き ─ 大阪北河内の変遷(耕地化・工業化・宅地化)を巡るGIS解析 ─」

 

ディスカッション 17:05-17:30


2019/06/15

連続研究会「建築論の問題群」第3回 <自然

 

二十世紀の建築論を振り返ってみると、「空間」「機能」「意味」「記号」「場所」「風景」「構築/脱構築」などたえず中心的なテーマがあった。これらのテーマのもとに活発な議論や批評が交わされ、新しい理論が登場し、新しい建築が生み出されてきた。ところが二十世紀が終わるとともにに「歴史の終焉」が語られ、時代はイデオロギーから実用主義へと移り変わり、思想や批評は影を薄めつつあるように見える。しかし建築を取り巻く状況の大きな変化は、新たな建築論や建築批評の登場を必要としているのではないだろうか。すでにアクチュアルな課題を指し示すいくつかのキーワードが浮かび上がりつつある。本連続研究会ではそうしたキーワードを毎回一つずつ取りあげながら討議する。今回は地球環境問題を見すえつつ、自然と建築の関係を考える。

 

――基調講演

入江正之 「天空へのいざない、成長するする樹木」

 

―発表

能作文徳 「人新世」

杉山真魚 「グリーン」

田路貴浩 「ピュシス」

 

――ディスカッション

コーディネーター 西村謙司

コメント 水上優 山村健

 

まとめ 藤原学

 

――開催概要

2019年6月15日(土)13:30-

京都大学吉田キャンパス 百周年時計台記念館 国際交流ホールⅢ

定員50名

参加費 学生500円 / 学会員1000円 / 一般1500円

日本建築学会 建築論・建築意匠小委員会 主催

日本建築学会 近畿支部 建築論部会 共催


2019/05/25 

連続シンポジウム「分離派建築会誕生100年を考える」第6回

分離派建築会の造形 ―建築と彫刻の交差

 

――プログラム

田中修二 大正~昭和前期の彫刻家にとっての建築

大宮司勝弘 山田守の創作法――生涯貫いた曲線・曲面の変遷

菊池潤 石本喜久治の渡欧――創作の転換、彫刻への視線

天内大樹 分離派建築会の「芸術」――領域の確保と霧消

ディスカッション モデレーター:田路貴浩

 

――開催概要

2019年5月25日(土)13:30-

参加費無料/申込み不要(定員70名)

旧京都中央電話局西陣分局

分離派百年研究会主催


2018/8/5  第41回 北陸都市史学会 福井大会

 

都市のスラム化とスポンジ化 ー 京都東九条の変遷から居住の条件を考える

 

2018年度 第41回 北陸都市史学会 福井大会

 

日時:2018年8月5日(日)9:00~17:00

 

会場:福井県立歴史博物館 研修室・講堂

 

  10:30~12:00 記念講演会(講堂)

 田路 貴浩(京都大学工学部建築学科准教授)

 

 


2018/6/24(日) AIJ 日本建築学会近畿支部研究発表会

 

当研究室から5名発表いたします。

・ピエル・ルイジ・ネルヴィのオルヴィエートの飛行機格納庫に至る経緯 木村智

・戦前期におけう京都東九条の市街地拡張過程  中村景月

・京都大学増田友也研究室による日本万国博覧会会場計画(1966)

 

における人造湖の意図                     門間光

・京都東九条築の都市組織の形成と変容     田中健一郎

・Creation of Architecture in Japan during 1910s

-an analysis of magazines of kenchikusekai               舒健碵

 

 


2018/6/16 連続シンポジウム『分離派建築界会誕生100年を考える』第四回

分離派建築会と建築における「田園的なもの」

開催日時:2018616日(土)13301730

主催:分離派100年研究会

会場:京都大学楽友会館2階会議・講演室(京都市左京区吉田二本松町)

定員:100名(参加費無料/先着順)

 

テーマ:分離派建築会と建築における「田園的なもの」

 

主旨:分離派建築会が発足された当時、社会にはデモクラシーの潮流が現れたり、ロシア革命に後押しされて社会主義思想が隆盛をみたりするなど、「大衆」や「民衆」に即した種々の主義や主張が生まれた。社会や精神の「改造」が叫ばれ、人々の眼差しは新しい都会・都市と伝統的な田舎・地方の両者に向けられた。本シンポジウムでは、分離派建築会のメンバーが新しい創作を標榜しつつも、堀口捨己の「紫烟荘」、瀧澤眞弓の「日本農民美術研究所」、蔵田周忠の一連の田園住宅など、民家(農家)に着想を得たと考えられる作品を残していることに注目する。「田園的なもの」「地方的なもの」がかれらの建築制作のモティーフに数えられたのは、刻々と変化する日常生活に対するひとつの応答であり、そこには表層的な模倣を超えた意味があったと考えられる。近代建築の多様化と均質化の中でかれらが摂取した地方性の問題について、分離派建築会の活動と同時期に創始された民藝(=民衆的工藝)運動も視野に入れながら検討したい。

 

進行:本橋仁(京都国立近代美術館)            

開会:市川秀和(福井工業大学)              

第1部 各論発表

杉山真魚(岐阜大学):「田園」をめぐる思想の見取り図    

菊地潤(オガワホーム):瀧澤眞弓設計「日本農民美術研究所」

鞍田崇(明治大学):ノイズとしての「田園」―民藝運動とその時代        

田路貴浩(京都大学):堀口捨己のまなざしと心性      

第2部 ディスカッション

 都市と田園、あるいは田園都市

 パネリスト:杉山真魚・菊地潤・鞍田崇・田路貴浩

 モデレーター:岡山理香(東京都市大学)

閉会:加藤耕一(東京大学)

 

問合先:京都大学田路研究室 tajilab.kyoto@gmail.com


第98回 日本建築学会近畿支部建築論部会講演会

今回は最近博士学位を取得された若手研究者の方に研究成果をご発表いただきます。

 

主催:日本建築学会近畿支部建築論部会

協力:建築論研究会

 

日時:2018年5月12日(土) 13時30分─17時

場所:大阪工業大学梅田キャンパス(詳細は後日お知らせいたします)

発表:

ー 郭聖傑(京都大学 JSPS外国人特別研究員)

「台湾建築家王大閎の建築作品における「中国性」の観念」

- 三木勲(京都造形大学 非常勤講師

 「アルベルティの建築理論における表現媒体を示す言葉と概念につい ての研究 ― lineamentum を中心に ―」

コメンテーター: 西田雅嗣(京都工芸繊維大学)、西村謙司(日本文理大学)


2018/2/17 建築論研究ワークショップ

建築論研究ワークショップ「新しい建築論の課題を探る」

建築論の新たな課題として、今回「生活圏研究」を提案いたします。その意図、射程、方法などについてディスカッションを行います。ぜひご参加ください。

 

日時:2018年2月17日(土) 14時─17時30分

場所:京都大学桂キャンパス Cクラスター  C2棟 217室

主催:建築論研究会

共催:日本建築学会 近畿支部 建築論部会

プログラム

 主旨説明「生活圏研究の構築に向けて」田路貴浩(京都大学)

 発表1「増田友也『ethnosの風景』について」市川秀和(福井工業大学)

 発表2「京都東九条における密集化とスポンジ化」中村景月(京都大学)

 コメンテーター:松本裕(大阪産業大)、下川勇(福井工業大)

 

入場無料、定員30名

閉会後、懇親会もあります。

参加申込先:

 研究会および懇親会のご参加は下記宛てにお申し込みください。

 中村景月(京都大学博士課程)ta-nakamura@archi.kyoto-u.ac.jp