Studio

田路先生が主催するスタジオ課題や卒業設計の作品を掲載しています。


2023 M1 Design Studio 1

アーバン・ヴィレッジ京都 エリア:京都駅八条口南部 東九条地域 キーワード:都市組織、職住混在、コミュニティ

 

課題文: 大学を卒業した若者が働き、住むことができ、地域住民から市内、国内、国外からの来訪者も巻き込んだ魅力的なコミュニティの拠点を計画する。計画する施設と地域とのインタラクティヴな関係を構築するために、都市組織という視点を導入する。都市組織とは、都市を個々の建物が織物のように相互に連関しながら、プライベートからパブリックまで多様な空間を内包するものとして捉える見方である。しかも、それは建造物によって造られるハードな空間だけでなく、そうした空間の基底に、それを使いこなし、あるいは産み出すコミュニティや産業も含めて捉えられるものである。こうした都市組織という視点で地域の現状を分析したうえで、ひとつの施設が都市組織の改善にいかに寄与できるか挑戦して欲しい。

A班「ヴォイドからまちを考える」

B班「都市のなかにわ」 


2023 B4 Studio

空間構成原理を獲得する Acquire the principle of spatial organization  他律か自律か Heteronomy or Autonomy

 

課題文:建築には、求められる機能や用途、周辺環境や法制度への適合など他律的な決定要因がある。一方で、そうした要因とは別に、建築かに託された内在的で自律的な続面がある。それが空間構成原理である。数々の優れた建築家たちは、魅力的で、独創的かつ普遍的な空間構成原理を生み出してきた。本スタジオでは、そうしたアイデアをまず学ぶことから始める。3つの建築作品を選び、図面のトレースやモデリングをとおして、建築家たちの空間構成原理を探り出す。そして、抽出した原理を展開し、自分自身の空間構成原理を模索する。重要なのは最後の形態ではなく、どのような原理を獲得できたかという点にある。その自律的な原理は、人々の用途や周辺環境との関係性といった他律的条件に適合していかなければならないだろう。それは次のステップとなる卒業設計で取り組んでほしい。

 

林 知樹「無限と一体の平衡」

菊池 弘誠「ぱたぱたぐるぐる」

青木 裕弥「隔たりのアイダで」

里中 栄貴「castlescope」

川村 宗生「Hydroponics」

三上 マハロ「金烏の止まり木」

 

 

※田路研究室以外の所属で、田路スタジオに参加した学生の作品も紹介しています。